私自身も、普段のランニングコースで「上り」は、気が乗らない時は「歩いてます」。
だって、しんどいランニングは続かないですから。
紹介した動画でも触れてましたが、ランニングをしない人からしたら、「走っていて何が楽しいの?」と思うでしょうね。
私自身もよく尋ねられます。
ランニングの魅力を理解できない理由としては、やっぱり「苦しい」「単調」「楽しくない」「部活の嫌な思い出」といったネガティブな印象が強いのでは?
だからこそ、「なぜそんなに辛そうなことを趣味にするのか」「お金を払ってまで大会に出る理由は?」といった純粋な疑問が浮かぶんでしょうね。
私自身、この質問には毎回どう答えればいいのか悩みます。
単純に「楽しいから」とは言い切れない複雑な思いもあるからです。
というのも、実際に走っていて心から楽しいと感じるのは全体の1~2割ほど・・・
いわゆる「ランナーズハイ」の時間です。
残りの大半は正直、「苦しい」「早く終わらないかな」といった感情が占めています。
また、ウルトラマラソンの大会に参加すれば、スタート時間は朝4時だったりするので、逆算すれば起床時間は夜中の2時だったりします。
そんな時は「もっと寝ていたい」と、いつも思ってます。
なので、「走っていて何が楽しいの?」と尋ねられると、まず「正直、あまり楽しいとは思っていません」と答えてます。
でも続けて、「走り終えた後の達成感や充実感があるから走っている」とも伝えています。
走る最中の楽しさだけでなく、走り終えた後の満足感や、目標に一歩近づけたという実感こそが、私にとっての「楽しさ」だからです。
私は「楽しい」と感じられることを続ける基準にしていますが、その「楽しさ」には2つの種類があると考えています。
1つは、飲酒や旅行のように、その瞬間を純粋に楽しむもの。
もう1つは、成長することや変化を期待しながら取り組むことで感じる楽しさ。
ランニングはまさに後者で、目標に向かって努力し、少しずつ成長を実感できることが大きな魅力ですね。